秋田・宮城・富山・三重・大分・滋賀・広島・高知では、拠点病院、国立病院に入院しても全病室無料Wi-Fiの病院が「ゼロ」、一つもないという、地域的に大変厳しい状況にあることがわかりました。みなさんの地域はいかがでしょうか?
さらに病院の種類別の統計をとると、国が指定する「がんの拠点病院」は約2割のみ。長期入院のお子さんたちが病と向き合っている「小児がんの拠点病院」は15病院のうちの2病院のみ。
そして厚生労働省の所管である国立病院機構に所属する病院は全国140施設のうち、11施設しか無料Wi-Fiが完備されていないことが(恐らく初めて)判明しました。
まずはこれら拠点病院・国立病院から、国は政策として病室Wi-Fiの導入を進めるべきと考えます。
反対の視点からみますと、2割とはいえ実現できている病院があるということはとても重要な事実です。
そこで、調査結果とこれまでの活動から、私たち#病室WiFi協議会は、病院関係者の皆さんに以下のメッセージを送ります
ひとつ重要なことは、「今から申請しても間に合わないだろう」とあきらめないで頂きたいということです。
期限間際に申請がたくさん集まると、その民意の高さに、補助金の申請期限が延長されることがあると関係者にお聞きしました。病院関係者の、そしてWi-Fi業者のみなさん ぜひともあきらめずに、9月30日まで補助金の申請書の提出をお願いいたします。
日本国内では、DX(デジタルトランフォーメーション)やデジタル庁設置など、社会のデジタル化が声高に推進されようとしています。また国連「誰も取り残されない」をスローガンにかかげるSDGにも、国をあげて取組んでいます。病室のWi-Fiはそのための重要なインフラです。